ハンバーグのレシピに使われる「パン粉」。
このパン粉はハンバーグを作る上でつなぎの役目を果たしてくれます。
でも、パン粉だからカロリーが高くなっちゃうんじゃない?
と気になる人もいるのでは?
そんな時、つなぎのパン粉なしでも作れる方法があるとヘルシーですよね!
ハンバーグのつなぎを役目を果たすパン粉ですが、パン粉の代わりに「片栗粉」や「お麩」、「高野豆腐」を代用するのがおすすめ!
ヘルシー且つパン粉に引けを取らない美味しいハンバーグが作れますよ♪
そこで今回はハンバーグはパン粉なしだとどうなるのか、またつなぎの役割や意味、パン粉の代わりに代用できるおすすめの食材についてご紹介します!
ハンバーグのつなぎの意味とは?

ハンバーグやつみれ・肉団子を作るときに必ずと言っていいほど使われているのが「つなぎ」。
脂が含まれてまとまりにくいお肉をまとめるのに欠かせない材料ですよね。
レシピによって使われるつなぎの材料はパン粉や小麦粉・卵などが多いですが、どんな意味や役割があって使われているのかご存知ですか?
特に先ほど例として挙げた、つみれや肉団子も当てはまりますが、魚のすり身などでもそのまままとめようとすると、手にまとわりついたりしてなかなかまとまらないですよね。
このようにだんだんとボロボロとして崩れやすい食材にまとまりを持たせてくれるのが「つなぎ」の役割なんです。
ハンバーグの場合、パン粉だけでなく牛乳を一緒に使う人も多いかもしれませんが、これによってふっくらとしたハンバーグに仕上がります。
ハンバーグはパン粉なしでも大丈夫?代用できるおすすめ食材5選!
ハンバーグのつなぎには絶対パン粉!と思っている人は多いですよね。
では、美味しいハンバーグの作り方は、パン粉なしでも大丈夫なのでしょうか?
実は、ハンバーグはパン粉以外にも代用できるものがあります!
つなぎの代用にあるものを使うと、パン粉の代わりにもなりますし、ヘルシーでジューシーな食感も増すのでおすすめです♪
つなぎの代用は、どれもお家にある食材で手頃なものばかりですので、一度試してみてくださいね!
「片栗粉」
まずは、ハンバーグのパン粉の代わりにおすすめしたい食材は「片栗粉」!
片栗粉には多くのデンプンが含まれています。
そのため、水分を含んだ状態で加熱すると粘り気が生まれます。
この粘り気は脂を含んだ挽き肉と相性が◎!
まとまりにくい挽き肉同士をしっかりとまとめてくれます。
さらに、片栗粉は水分を中に閉じ込めてくれる役割を果たしてくれるので、挽き肉に含まれる脂や旨味が肉汁となって外に逃げないようにしてくれます。
これによって、パン粉に引けをとらないジューシーな食感を保つことができるのです!
パン粉を使うよりももっちりとした食感になるので、冷めても美味しいのが特徴です。作り置きや冷凍しておくと、お弁当のおかずとして使えるのでおすすめですよ♪
ハンバーグに使う片栗粉の目安量は、合挽き肉100〜200gに対して小さじ1程度がおすすめです。片栗粉はダマになりやすいので、挽き肉を混ぜ合わせる際に表面にまぶしながら混ぜるようにして少しずつ加えるのがポイントです!
「お麩(焼き麩)」
ハンバーグのつなぎの材料として数々のテレビ番組やメディアで紹介されているのが「お麩」。
ハンバーグのつなぎの材料としてあまり知られていないのですが、都内でハンバーグの人気専門店を営むプロもおすすめしているほど!
お麩はパン粉と比べて吸水性が1.5倍と言われています。
つまり、それだけハンバーグの肉汁や旨味を中に閉じ込めてくれるのです!
お麩とはほとんどグルテンでできているのですが、そこに小麦粉やもち米粉などを混ぜて加熱し作られた加工食品のことを言います。
よくお味噌汁や精進料理になどにも使われていますが、植物性のたんぱく質食品で脂質がとても低いのが特徴。
パン粉100gに含まれる脂質は約6gに対し、お麩100gに含まれる脂質は3gなので、高たんぱく&低カロリーな食材なので、ハンバーグにはぴったりのつなぎ食材なんです!
ハンバーグに使うお麩(焼き麩)の目安量は、合挽き肉100〜200gに対し約10gくらいがベスト!使用する際は、ビニール袋などに入れて細かく砕き、少量の牛乳に浸してお肉と混ぜると◎!
「高野豆腐」
市販の乾燥した高野豆腐もハンバーグのつなぎとして代用するのにおすすめの食材です。
高野豆腐もお麩と似た性質を持っていて、水分の吸収力が高い食材です。
お麩と比べるとやや脂質は高いものの、高野豆腐1個に含まれるたんぱく質は高いのが特徴!
ハンバーグのお肉の量を少し減らして高野豆腐の割合を少し多めにすると、ヘルシーに仕上がりますよ♪
あっさりとした食感になりますが、もっとあっさりと食べたい場合にはお好みで高野豆腐の量を調整してみてくださいね!
ハンバーグに使う高野豆腐の目安量は、合挽き肉100〜200gに対し25g(2個分)くらい使うのがおすすめ。すりおろしたものをそのままお肉と混ぜ合わせる、または少し牛乳に浸して混ぜてもOK!
「豆腐」
ハンバーグのつなぎの定番としてパン粉の次にポピュラーなのが「豆腐」。
豆腐はかさ増しにもなり、たんぱく質も多く含まれているので、ヘルシーに食べたいという方にはぴったりの食材ですね!
国産大豆を使った木綿豆腐を使うと、大豆の風味が感じられ、また崩れにくいのでおすすめです。
豆腐の割合を増やしすぎてボロボロになってしまったという場合は、豆腐をしっかり潰してお肉と馴染ませると焼き崩れ防止になりますよ!
ハンバーグに使う豆腐の目安量は、合挽き肉100〜200gに対し1/2丁。
使用する木綿豆腐は、水気をとったら(電子レンジでもOK)重しをしてしっかり水切りをしてから使用すると良いでしょう!
ハンバーグはパン粉なしだとどうなる?

ハンバーグのつなぎに代用できる食材をご紹介しましたが、そもそもハンバーグのつなぎは必要なのでしょうか?
結論から言うと、ハンバーグはパン粉(つなぎ)なしでも美味しく作れます!
ですが、これはお店で食べるような肉肉しいハンバーグに仕上げたいときに限ります。
欧米のハンバーグはまさにこの「つなぎなし」の方法が定番です。
その代わりに使われているのが「塩」です。
塩はお肉に含まれているたんぱく質を分解し溶かす働きがあるので、よく練り合わせると粘り気が出てきてまとまりやすくなり、保水性も保っています。
さらに、塩は熱を加えることでたんぱく質を固める働きも持つので、焼いてもボロボロとせずに中に肉汁を閉じ込めた状態になり、「つなぎ」の効果もしてくれるのです!
ハンバーグに使う塩の目安量は、全材料を合わせた重量の1%弱くらいがおすすめ!ですが、ハンバーグには濃いソースをかけたりするので少々控えめにしても良いでしょう。
卵を使う必要もないので、ステーキハンバーグのような食感になりますが、お肉の味を存分に楽しみたい人には「塩」のみを使ったつなぎ方法で作ることをおすすめします♪
まとめ
ハンバーグの作り方として、パン粉以外にもつなぎの代わりになる代用食材をおすすめしましたが、つなぎの役割や意外と色んな食材を代用できることがわかりました。
もちろんご紹介したように、パン粉などつなぎなしでも美味しいハンバーグは作れます。
ですが、つなぎを使うことでよりジューシーでふっくらとした日本人に馴染みのあるハンバーグに仕上がるので、個人的にはつなぎを使うことをおすすめします!
今回ご紹介した他にもおからや米粉、山芋や粉寒天などを使ったつなぎ食材があります。
ご紹介したつなぎは使用する量によっても食感や味が代わりますので、ぜひお好みで試してみてくださいね!