梅雨の時期から夏にかけて気になるのが湿気。
適度な換気をしたり、エアコンで除湿をしてみたりするものの、すぐにじめじめ・じとじととしてしまって、雨が多い時期の湿気対策は難しいですよね。
湿気が多いとカビが増える原因にもなりますし、なんとか対策を考えたいもの。
やっぱり部屋の除湿は高性能な除湿機を買うのが一番!と思っている人も多いのでは?
実は、部屋の除湿対策は「除湿機」だけじゃありません!
毎日目にするものや日常生活の中で使っているものなどにちょっとした工夫を加えるだけで除湿対策になるものがあります。
部屋の除湿をするなら除湿機以外だったらエアコンしかないでしょ?と思われがちですが、今回はエアコンを使わない除湿方法や湿気対策についてご紹介しますので、ぜひこの時期に役立ててみてくださいね!
梅雨の部屋の湿気対策は除湿機以外でもできる?

人が快適に感じる湿度というのは季節によって異なります。
例えば、夏場の暑い時期は50%〜60%、冬の寒い時期は40%〜50%が快適な湿度と言われています。
ですが、梅雨や夏のジメジメとした日にはだいたい湿度は60%以上。
ダニやカビはこのジメジメとした環境を好むため、湿度60%以上になると発生し、80%以上になると一気に増殖します。
さらに、湿度に加え、室温もカビの発生に関係しています。
温度20℃〜30℃でカビが発生し、25℃が一番カビが活発化しやすくなります。
カビにもいくつか種類があり、すぐに取り除けるものや染み込んでしまってなかなか取れないものなど、いくつか種類があります。
また、ダニはカビと違って目に見えない上に、噛まれて痒くなった時に初めてわかるので、厄介ですよね。
こういったダニやカビを防ぐためにも部屋の除湿は欠かせません!
ここでは、エアコンや除湿機以外の身近なもので除湿できる方法をご紹介します。
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処分前の新聞紙で除湿・吸湿!

身近にあるもので部屋を除湿する方法として、「新聞紙」が効果的です。
新聞紙は触ってわかりますが、目が粗く、吸湿性にも優れています。
この性質を生かして、新聞紙をクシャッと軽く丸めて、部屋の湿気が気になる場所にいくつか置いておくと除湿・湿気対策になります!
新聞紙は丸めることで、空気に触れる面積が広がり、吸湿性がアップします。
梅雨の時期は、家の中で洗濯物を干す機会も増えますよね。
そんな時でも、この丸めた新聞紙を置いておくだけで湿度を下げてくれるので、処分する前に除湿・湿気対策に使って見ることをおすすめします!
炭は吸湿+消臭効果にも◎

「炭」も除湿に効果的なアイテムの一つです。
木炭は、目に見えませんが、無数の微細な穴が空いて「除湿・吸湿」+「消臭」の効果も持ち合わせている優れものです!
梅雨は湿気により湿度が高くなります。
すると、梅雨独特の嫌〜なにおいが気になりますよね。
ですが、この炭を使うことによって、そのニオイも取り除いてくれるので、一石二鳥です!
また、炭は一度使ったら終わりではありません!
湿気を吸い取った炭は、天日干しにし、沸騰させ、よく乾燥させると元どおり使うことが可能です。
吸湿・消臭効果も元のままで、半永久的に使えるのでコスパも◎!
炭を使った部屋の除湿方法ですが、炭を入れるケースに炭を入れて、部屋の湿気が気になる場所に数個置くだけです。
数が少ないと効果が除湿効果が薄れてしまいますので、複数個置くようにしましょう!
ただし、可燃物ですので、キッチンや火元に近い所には置かないよう注意が必要です。
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見えない隙間には「ダンボール」

新聞紙と同様に、ダンボールにも除湿・吸湿効果があります。
そのダンボールを使った部屋の除湿方法ですが、壁と家具の隙間に入れると効果的です。
隙間に立てかけておくだけなので、邪魔にもなりません。
壁と家具の間に立てかけると言っても、奥にグッと押し込まず、少し手前にはみ出すくらいの方が効果があるようなので、見た目を気にしないという場合にはおすすめです!
重曹

お掃除には欠かせないアイテムと言ったら「重曹」。
重曹は、汚れ落としに使う人も多いかもしれませんが、実は除湿・吸湿にも効果的!
重曹を使った除湿方法は、間口の広いお皿や容器に重曹を入れて置いておくだけ。
小さな容器でも大丈夫ですが、空気に触れる面積が広いほど効果を発揮しやすいので、間口が広い容器をおすすめします!
また、重曹は、「炭」と同様に生活臭や部屋のニオイを取るのにも便利なアイテムです。
キッチン周りなどにおいが気になる所に置いておくと良いでしょう。
使用済みのコーヒーの粉

毎日コーヒーを飲む人は、コーヒーの「出し殻」も除湿・吸湿を再利用するのも◎。
コーヒーには消臭効果もあるので、おすすめです!
部屋の除湿・吸湿に使う時は、使用済みのコーヒーの出し殻をフライパンでよく煎って水気を飛ばしたら、間口の広い容器に移して、湿気の気になる場所に起きましょう。
使用後、再利用することも可能ですが、「炭」と違って二度目以降の使用は効果が薄れてしますので、1回使ったら破棄することをおすすめします。
塩も吸湿効果アリ!

家庭にあるもので部屋の除湿・吸湿をするなら、「塩」もおすすめです。
塩にも吸湿効果があり、吸湿後はフライパンで水気が飛ぶまで煎ったら、再利用できます。
「再利用できる」という点では、炭も同じですが、塩は部屋のどこに置いていても気にならないので、家になるもので一番利用しやすい除湿・吸湿アイテムと言えます。
凍らしたペットボトルで湿度を下げる!

目に見えて除湿の効果を感じられる方法としては、「凍らしたペットボトル」を使うのがおすすめ!
やり方は、大きめのペットボトル(2L)の7〜8分目まで水を入れたら、冷凍庫で凍らせ、完全に凍った状態で受け皿の上に乗せておくだけ。
そうすると、部屋の空気中に飛んでいる湿気が冷えて水滴となり、ペットボトルの周りにくっつきます。
湿気は気温が高くなれば高くなるほど、多く空気中に含まれているので、湿気が水滴となり、ペットボトルに集まりやすくなります。
水滴となり、ペットボトルや受け皿に溜まった水はタオルで拭き取りましょう。
この方法で湿度も下がりやすくなりますし、再びペットボトルを凍らせれば再利用もできるので、コスパも◎!
扇風機を当てれば、涼しい風も当たるので、一石二鳥ですね♪
市販の除湿剤

部屋の除湿の一番手っ取り早い方法は、市販の除湿剤を使う方法。
置き型のボックスタイプから、クローゼット用の吊り下げタイプ、寝具用の大判シートタイプなど様々なタイプがあって便利です。
部屋の除湿に使うのであれば置き型ボックスタイプがおすすめ。
吸水効果も高く、また除湿量が目に見えてわかる水位の表記もあるので、取り替え時期もわかりやすいです。
見た目はちょっと安っぽい点を除けば、とても便利なアイテムです!
除湿効果を長持ちさせるには「換気扇」をフル稼働!

身近なもので除湿・湿気対策をする方法をご紹介しましたが、この除湿効果をより長持ちさせるには、部屋の「換気」が欠かせません。
湿度の高い梅雨や夏の時期は、換気扇は24時間つけておくことをおすすめします!
除湿とは言え、1日中換気扇をつけておいたら電気代が・・・
と不安になるかもしれませんが、換気扇を24時間フル稼働させておいたとしても、かかる電気量は1ヶ月あたりたったの100円〜300円ほどです。
ここでは、お家の中でも特に湿気がたまりやすい2箇所について、除湿を長持ちさせる方法をご紹介します!
キッチン
キッチンは熱や湿気がこもりやすい場所。
料理をするとより熱で室温が上がると必然的に湿度も高くなります。
特にキッチン周りが水を頻繁に使う場所なので完全に除湿することは難しいです。
料理をすると、ゴミや残飯なども避けられないので、そういった場所には雑菌が住み着きやすくなりカビが発生しやすくなります。
放っておくと、カビが発生する原因にもなるので、必ず換気扇は一日中つけるようにしましょう。
お風呂(浴室)
お風呂は家の中でもっとも湿気が多い場所。
浴室は、熱と湿気というカビにとって好条件な場所ですので、除湿・湿気対策は必須です!
換気扇は24時間つけて、できる限り早く浴室内を乾燥させることが湿気対策に繋がります。
この時、早く湿気を外に出した方が良いからと言って、窓やドアを開けっ放しにする行動はNG!空気の通り道ができてしまうと、換気の効率は下がってしまいます。
また、浴室の窓を開けた状態で換気をすると、窓周辺の空気しか換気されず、床や壁など一番換気されなければいけない場所が乾きにくくなってしまいます。
ですので、必ず浴室の窓やドアは閉めた状態で換気扇を回しましょう。
また、お風呂の除湿効果とカビ対策として、お風呂から出る際に床や壁など浴室全体を熱いシャワーで一度洗い流し、そのあとに冷たいシャワーでもう一度洗い流してみてください。
浴室内の温度を下げておくと、乾燥しやすくなるのでカビや雑菌の繁殖を防ぐことができます。
お風呂から出る前のルーティーンとして行うと良いかもしれませんね!
まとめ
梅雨から夏にかけて部屋の湿度が高くなると、カビや雑菌などの繁殖する原因に繋がります。
今回は、家の中でできる除湿方法をご紹介しましたが、梅雨の時期は雨の日も多いので、濡れた洋服やカバンなどを外から家の中に持ち込んだ際には、すぐに洗って干すなどしましょう。
除湿する際は、除湿機だけでなく身近なもので対策できるので、すぐできるものから試してみてくださいね!
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