プリプリとした食感で大人から子供まで大好きなエビですが、赤ちゃんへはいつから、どのように与えることができるのでしょうか?
今回はえびを離乳食で与える際の情報をまとめてみました。
進める時期や、どのように離乳食で使えるか、保存方法やレシピもご紹介したいと思います。
離乳食のえびの進め方は?いつから始める?

離乳食のえびはいつから?
えびを離乳食として始められるのは離乳食完了期から。
それ以前はまだ内臓が発達していないので、避けたほうがよいと言われています。
また、えびはアレルギーを起こす可能性があると耳にしたことはありませんか?
甲殻類アレルギーは赤ちゃんの頃はまだ発症していなくても1歳を過ぎたあたりから起こる可能性もあるそうなので、えびを初めて与える場合は1歳過ぎてからという意見もあるようです。
万一アレルギーを発症してしまったことを考えて平日の午前中に与えておくと病院にかかりやすくいざという時安心ですね!
ただし、栄養面ではえびは優秀です。
高タンパクで低脂肪なのが特徴で、ビタミンEやビタミンB12などの栄養素を多く含んでいます。
ですが、どうしてもえびを食べなければ摂れない栄養素ではなく他の食品でも補完できますので、無理に与えないようにしましょう!
えびを与えるときの量は?
赤ちゃんに離乳食としてえびを与えるにあたって、どのくらいの量を基準にするのか気になりますよね。
まず、最初は子供用スプーンに軽くひとさじ(小さじ1程度)から、ほかの食材と混ぜずに単品で与えます。細かいサイズに刻んでおき量は15~20g程度が目安と言われています。
もし異変を感じたらすぐに与えるのを中止してくださいね!
あと、注意しなければいけないのがえびの弾力。
過熱するとえびはプリプリ弾力が増す食材です。
大人はこの食感が好きですが、赤ちゃんにとってはこの弾力がのどに詰まらせる原因になることもあります。ですので、しっかり刻んでおくかミキサーやグラインダーにかけていた方が安心です!
離乳食のえびの冷凍方法は?

美味しいえびの選び方
生のえびから選ぶ場合は、より新鮮なものを選ぶことがまず重要です。
選ぶ基準ですが、
- えび全体につやがあること
- 尻尾が澄んだ赤色であること
- 身は真っ白なもの
を選ぶとよいです!
えびは、鮮度が落ちると黒ずんでいたりすることがあります。
ですので、極力活きがよさそうなエビを選びましょう!
離乳食のえびの下処理方法は?
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生に限らず、ボイルや冷凍えびにも大体「背ワタ」がついています。
背ワタは消化器官であるため砂やごみが入っていることもあるので取り除いてあげましょう。 -
その後で鍋にたっぷりの沸騰したお湯でしっかり茹でます。
過熱することで殺菌と、アレルゲンを減少させる効果があります。
ただあまり加熱しすぎるとえびが固くなってしまいますので、大体3分くらい沸騰させた湯で茹でたら、余熱で2~3分火を通すくらいがよいです。
離乳食えびの冷凍保存は?
過熱処理したえびは2つのパターンで処理しておくと調理に使いやすくて よいですよ!!
離乳食に使うえびの冷凍保存方法についてはこちら↓↓
- えびの水分をよく切り、あらかじめ細かく刻んでおきます。
-
ミキサーやグラインダーで細かくすりつぶしましょう。
- トロッとしてきたら製氷皿などで1回分ずつ小分けにして一度冷凍します。
- その後で1回分ずつラップで包んでジップロックなどに入れて冷凍してください。
離乳食におすすめのえびレシピ2選!
〈離乳食後期から〉えびの手づかみおやき
手づかみで食べられて、風味がおいしいおやきです!
離乳食時は、調味料もなるべく控えめにしたいので、しらすの塩気だけを利用して作っているのがポイントです♪
醤油や青のりなどを加えれば、赤ちゃんが成長した時の幼児食としても与えることができるのでおすすめですよ!
・豆腐・・・50g
・ボイルエビ・・・50g(入れたい分量だけでok)
・シラス(あれば)・・・小さじに山盛りくらい
・片栗粉・・・大さじ1くらい
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ボイル海老は包丁でみじん切りにして豆腐、シラス、片栗粉とよく混ぜます。
(※フードプロセッサーやミキサーがあればそれを使うと簡単ですよ!) -
①を油を薄く敷いたフライパンで焼きます。
やや弱めの中火で蓋はいりません! - 両面いい焼き色がつけば完成です。

〈離乳食後期〉手づかみで!エビニラはんぺん
ふわっとした食感と、えびの風味がマッチした離乳食後期頃におすすめのえびレシピです!
はんぺんを使っているので、先ほどご紹介したえびのおやきよりも甘みや風味が感じられる一品です♪
大人が食べても美味しいメニューですので、大人も赤ちゃんも一緒に美味しく食べることができます。
・えび・・・4尾を下処理したもの
・ニラ・・・1本
・はんぺん・・・1/2袋
・片栗粉・・・小さじ1
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ボウルに材料を用意して、よく混ぜ合わせます。
ニラは刻んでレンチンしたものを使用し、ねばりけがでるまでまぜます。 -
食べやすい大きさに丸めて両面焼きます。
軽くオリーブオイルをひくか、ひっつかなければ油無しでもOK! -
両面焼き色がついたら、蓋をして弱火で蒸し焼きし、火が通ったら完成!

まとめ
今回はえびを離乳食で使う際の選び方や下処理方法などまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
えびはちょっと下処理が面倒と思うかもしれませんが、下処理さえ完了してしまえば保存しておくことができるので、便利な食材です。
えびは洋風、和風、中華と色々な食材に汎用できますので今回ご紹介したレシピ以外にもたくさんありますので、是非トライしてみてはいかがでしょうか?
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