暑くなってくると、夏場のお弁当の傷みや腐らないか「食中毒」が心配ですよね。
忙しい朝はバタバタしてしまうため、前日に作り置きしておくという人にとっても、夏場のお弁当のメニューに悩む人も多いのではないでしょうか?
腐らないようなメニューを考えると、普段入れている卵焼きやサンドイッチなども避けないとならないため、そうめんやうどんなど麺類に偏ってしまったりすることも。
そうすると、やはり栄養バランスも気になりますよね。
夏場のお弁当作りでの注意点は、
- 温かい状態で食べたいものは、十分に温めた熱い状態で容器に入れる
- スープ類は保温容器にたっぷりと入れる
- おかずは熱を冷ましてから入れる
- お弁当箱は綺麗に洗い、完全に乾燥させて使う
- お弁当は、お弁当を詰めてから6時間以内に食べる
の5つが挙げられます。
注意すべきことが多いと、難しく考えてしまうかもしれませんが、夏場の暑さでも傷みにくく、また比較的腐らないおかずのメニューもあります!
麺類だけではなく、ご飯ものでも熱がこもらないよう上手に工夫すれば、夏のお弁当でも美味しく食べることができますので、そのおすすめのメニューや工夫すべき方法をご紹介します。
夏のお弁当作りでご飯を早く冷ます方法!腐らないように傷みを防ぐ方法とは?
夏のお弁当作りで食中毒を防ぐための注意点を挙げましたが、夏に多い食中毒の原因は「菌の繁殖」で、大体25〜40度の温度環境で菌が繁殖すると言われているそうです。
夏のお弁当のおかずは冷凍のまま詰める人も多いと思いますが、一番心配なのが水分を多く含む「ご飯」ですよね。
白いご飯をそのまま詰めることもあれば、オムライスや混ぜご飯、おにぎりを作ることも多いと思いますが、夏のお弁当で注意したいのがこの「ご飯の詰め方」です。
ご飯は他のおかずと比べても熱が残りやすい上に水分も多いので、夏のお弁当では傷みやすいのが難点ですが、ご飯を出来るだけ冷ました状態でお弁当に詰めたり、おにぎりにできれば安心ですよね!
ここでは、そんなご飯を出来るだけ早く冷ます方法をご紹介します。
ご飯を早く冷ます方法は?
急いで冷ます時には大皿に平たく広げる!

夏の時期以外だと、お弁当箱に詰める食材の順番はご飯がトップバッターになることが多いと思いますが、夏はそれでもご飯の熱は冷めきりません。
私が夏のお弁当の「ご飯」を早く冷ますためにやっている方法は、「大皿にご飯を薄く広げる」という方法です。
前日にご飯を冷蔵庫に入れて冷やしておくという手段もありますが、それだと冷えすぎて固くなってしまい、美味しく感じません。
「大皿にご飯を薄く広げる」という方法は実践している方も多いのですが、私の場合は・・・
- 大皿は前日に冷蔵庫で冷やしておく
- 大きめの保冷剤を使う
- うちわで扇いで余熱を取り除く
など、大皿にご飯を薄く広げる上で少し工夫をしています。
大皿はそのまま使う人が多いと思いますが、やはり冷やしておいた方が「ご飯」の熱もお皿に伝わりにくくなります。(厳密には、熱が伝わるスピードが遅くなります!)
ご飯をお皿に盛るときは、その大皿の下に大きめの保冷剤を敷いて、うちわやハンディータイプの扇風機などで一気に熱を飛ばと良いでしょう。
傷みを防ぐには「お弁当用の抗菌シート」がおすすめ!
物理的なもので夏のお弁当が傷まないようにする対策のひとつとしておすすめなのが、市販の「お弁当用の抗菌シート」です。
コンビニやスーパーなどでお弁当を買うと、蓋と食べ物の間に薄い透明のシートが入っているのも見かけると思うのですが、あのシートこそが「お弁当用の抗菌シート」なのです。
透明なのに効果あるの?と思われるかもしれませんが、あの透明な抗菌シートには、食中毒の元になる菌の増殖を防ぐ、「わさび」や「からし」に含まれる抗菌成分が染み込んでいます。
コスパもよく、1枚10円程度でしっかり抗菌してくれて、食品に匂いがうつるといった心配もなくなるので、夏のお弁当にはとてもおすすめです!
夏のお弁当のメニュー!腐りにくい&スタミナ抜群のおすすめおかずは?

夏のお弁当のメニューでおすすめの食材は、抗菌作用のある「薬味」をはじめとする、
- 生姜
- にんにく
- 紫蘇/大葉
- 梅干し
- 酢/黒酢
- わさび
などがあります。
では、これらの食材を使ったおすすめのおかずをいくつかご紹介していきます!
大葉×梅干し×生姜のおにぎり
混ぜご飯でも、上記でご紹介した薬味を混ぜ合わせれば、抗菌対策にもぴったりな夏のお弁当のメニューになります。
通常どおり白米を炊く手順で、梅干しの種を取り除いたら果肉をほぐしたものをお米に混ぜ、水で浸した状態で30分ほど置いてから炊くだけです!
炊き上がったら、千切りにした大葉と生姜、ゴマをふりかけたら完成です。
炊き込みご飯と違って、ご飯が炊き上がった状態で混ぜるので、傷みにくいです。
夏のスタミナおかず「生姜焼き」
抗菌効果のあるにんにくとたっぷりの生姜で揉み込んだ豚肉で作る生姜焼きは、疲労回復×スタミナアップの相乗効果もあり、夏のお弁当には一押しのおかずです。
前日の夜に下準備として、
- 豚肉・・・3枚(1人前)
- にんにく・・・1かけ
- 生姜・・・小さじ1〜2(すりおろし)
- 生姜・・・適量(千切り)
- 醤油・・・小さじ2
- 料理酒・・・小さじ1
- みりん・・・小さじ1
をそれぞれ混ぜて、漬け込んでおきます。
炒める時には玉ねぎと生姜の千切りを一緒に炒めるのがポイントです!
シャキシャキとした食感と玉ねぎの甘さがお肉とマッチします。
抗菌効果もある上に、食欲が減退しがちな夏でもスタミナのつくおすすめの一品です。
トースターでできる!甘酢唐揚げ
夏の暑い日におすすめなのが、しっかり火を通した「揚げ物」。
揚げ物と言っても、じゃがいもなどが入ったコロッケ等は傷みやすいので要注意です。
揚げ物の中で一番おすすめしたいのが「唐揚げ」!
子供も大好きなメニューのひとつなので、お弁当には欠かせません♪
ですが、夏のお弁当ですので、やっぱり傷み防止はしておきたいですよね!
でも朝から揚げ物なんて・・・と手間を考えると冷凍食品に頼ってしまったり。
ですが、抗菌対策として「酢」を使った「揚げない唐揚げ」なら、前日にタレに漬け込んで翌朝トースターで焼くだけなので、めちゃめちゃ時短になるんです!!
- 鶏もも肉・・・1枚
- 片栗粉・・大さじ3
- ごま油・・・適量
- ★醤油・・・大さじ1
- ★料理酒・・・大さじ1
- ★酢・・・大さじ1
- ★砂糖・・・小さじ2
- ★にんにく、生姜・・・チューブで1cm程度
- ★塩、コショウ・・・少々
鶏もも肉を一口大にカットし、★と一緒に保存袋に入れて、よく揉み込んだら30分ほど冷蔵庫でねかせ、片栗粉とごま油を投入し再び揉み込んだら、トースターで15分ほど焼くだけです。
揉み込む時も保存袋を使うので、手も汚れず洗い物も不要です♪
前日の夜に下準備さえしておけば、翌朝トースターに入れるだけですので、簡単です!
アレンジ次第ではカレー風味やレモンでさっぱり風味にもできますので、ぜひ試してみてくださいね♪
まとめ
夏のお弁当で気をつけておきたいご飯の冷まし方や暑い日でも傷みにくいメニューをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
夏のお弁当でも注意点を抑えて入れば美味しく食べられますので、ご紹介したようにちょっとした工夫をするだけでも、傷みにくい・腐りにくいお弁当を作ることができます。
薬味等は子供は苦手かもしれませんが、そう言った場合にはハンバーグやつくねなどに混ぜたり、お酢を上手に使って抗菌対策をしてみてくださいね!
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